Googleの検索アルゴリズム

2020年1月8日 (更新日:2020年3月6日)

Googleの検索アルゴリズム:Googleの検索アルゴリズム 前回説明...


Googleの検索アルゴリズム

前回説明しましたが何千億ページのウェブサイトをただワードで検索しても必要な情報を見つけるのは不可能に近いです。
何か情報の整理を手助けしてくれる物がなければ辿り着くことが出来ません。
その手助けこそが検索アルゴリズムになります。
検索インデックスに登録されている膨大な数のウェブページを分類し、最も関連性の高い有用な結果を瞬時に検索して探している情報を見つけ易くすることでGoogleのランキングシステムを作り上げています。
検索結果を決める主な要因は下記から構成されています。

 

検索意図の把握

検索の最適な回答を返すには、検索の意図を把握しなければならないとしています。
ということは検索する際のワードに例えば「口コミ」「画像」「開店時間」などワードを付け加える事によってアルゴリズムが検索意図を把握しようとします。
作り手としてはウェブページに辿り着くためにこういうワードで検索するだろうというのを想定してHTML側でtitleやdescriptionを設定していきます。

 

ウェブページへの関連性

検索キーワードの情報が含まれるウェブページを探しにいきます。
ウェブページの中のタイトル、見出し、本文の内容を分析し検索クエリと同じキーワードがウェブページに含まれるかどうか関連性を評価していきます。
ということは作り手としては検索キーワードに関係するようなコンテンツや記事ページを率先して作る事になるのですが、それだけではGoogleのアルゴリズムはランキングを押し上げてくれません。
検索クエリの言葉を繰り返すだけで無くクエリに対する答えが含まれているページか見極めてきます。

 

コンテンツの品質

検索して関連がありそうな情報を掲載しているウェブページは場合によっては数百万件存在します。
そこからどうでもいいウェブページよりは有用性があるウェブページを評価するようにアルゴリズムが作成されています。
最適な情報を特定するため、コンテンツの新しさ、検索キーワードが出現する回数、ユーザーエクスペリエンスの質などを分析します。
その中で注目なのが内容の信頼性や権威性です。そのウェブサイトが情報の質が高いという証明として他の著名なウェブサイトがそのページにリンクしている事や多数のユーザーに評価されいるサイトである事が情報の質の高さの証明になります。

 

ユーザビリティ

ウェブページは現在では色んなデバイスで閲覧しています。
中には朝は自宅でタブレットでウェブページを見て、昼は仕事場でPCで見て、夜は帰る途中の電車でスマートフォンでウェブページを見るといった具合に同じウェブページでもデバイスのサイズで見え方が違ってきます。
サイズが変わるたびに見え方が小さすぎたり、大きすぎたりするとそれがストレスになって最適化とは言えなくなってしまいます。
作り手としてはサイトを異なるブラウザで正しく表示できるか、パソコン、タブレット、スマートフォンなどタイプやサイズが異なる全てのデバイスに最適化されているか、ネットの接続が遅くてもページをスムーズに読めるか、検索結果をストレスなく表示できるかどうかが重要となります。

 

地域の考慮

現在地、過去の検索履歴などは最も有用で関連性が高い情報を検索結果として提供されます。例えばアメリカでfootballと検索するとアメリカンフットボールの結果が表示されます。もしヨーロッパで検索するとどうでしょうか。サッカーやプレミアリーグの結果が表示されます。
このように地域や国によって同じワードでも求めている情報が違います。
作り手としてはlangやhreflangをHTMLに実装して地域を特定させる事で検索結果を最適化させていきます。