【最新】macOS Catalina 10.15.5 アップデートは注意する?

2020年5月31日 (更新日:2020年5月31日)

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【最新】macOS Catalina 10.15.5 アップデートは注意する?

先日、macOS Catalina 10.15.5アップデートが配信されました。
もれなく私も脊髄反射でアップデート。
最新macOSではバッテリー管理機能を自動で行う機能が追加されました。
バッテリー寿命を伸ばすということで、いいじゃんと思ったわけですがいろいろな声が上がっています。
MacBook AirやMacBook Proにおいて新しいバッテリー状態管理機能はバッテリー駆動時間を短くするというのです。

バッテリー管理機能はオン?オフ?

この機能はA.I.のディープラーニングを使ってバッテリーの充電傾向や使用率を学習しバッテリー充電率を8割に保ち経年劣化を抑える仕組みになっています。
これは macOS Catalina 10.15.5以前にiOS13において電源管理機能のOptimized Battery Chargingが追加された時にバッテリー充電率を8割で保留する仕組みと一緒です。

バッテリーの状態

という事は結果的に1回の充電でバッテリーの駆動時間が短くなる可能性があります。
長い目で見るとバッテリー寿命が伸びてMacBookを永く使う事が出来ますが、MacBookをフル充電して最長の時間で使用したい場合はこの機能が邪魔になります。
対策としてはこの機能をオフにする事です。
オプションとして「システム環境設定」の中の「省エネルギー」から「バッテリーの状況…」の中にバッテリーの状態管理機能をオフにするようオプションが設定されています。

バッテリー管理機能オプション

オンかオフかMacBookの使用シチュエーションで決める

このバッテリー管理機能はThunderbolt3ポートを搭載したMacBook AirやMacBook Proにおいてアップデートしたら自動的にオンの状態になっています。
この機能をオンにするかオフにするかはユーザーのMacBookの日頃の使い方で判断した方が良さそうです。
バッテリーが無くなって、すぐ充電しなければならない状況下で充電出来る環境ならオン、すぐ充電出来る環境下でなくギリギリまで使用時間を持たせたい場合はオフという選択でしょうか。

Thunderbolt3ポートが搭載されたMacBookシリーズ

ちなみにこのバッテリーの状態管理機能はThunderbolt3ポートが搭載されたMacBookシリーズのみ利用できる機能となっているようです。
これはAppleのサポートページでmacOS 10.15.5搭載の新しいノート型MacまたはmacOS 10.15.5へアップグレードされたThunderbolt 3搭載のノート型Macが対象であるとわざわざ追記しています。
上記以外のMacBookシリーズでは「システム環境設定」の「省エネルギー」の中の「バッテリーの状況…」オプションは表示されないようです。