【WWDC 2020】史上初on-line開催!ARM版iMac祭りで波乱が起こる

2020年6月21日 (更新日:2020年6月21日)

【WWDC 2020】史上初on-line開催!ARM版iMac祭りで波乱が起こる:【WWDC 2020】史上初のオンライン...


【WWDC 2020】史上初のオンライン開催!ARM版iMac祭りで波乱が起こる

いよいよ明後日に迫った日本時間6月23日未明に開催するApple WWDC 2020。
ARM搭載のMacが発表されることが濃厚になってきており、個人的にはとても楽しみなのですがApp Storeを支える世界の開発者たちからの過去最大の反乱が危惧されています。

Appleとアプリ開発者を取り巻く動き

米大手メデイアのBloombergがWWDC2020において、米下院議会で指摘されたApp Storeの独占禁止法問題を受け、何らかの発表をするのではとAppleの動向を注視しています。
HEY Emeilを開発しているサードパーティーが手数料15%〜30%をAppleに支払わなければならない点やアプリ利用者との関係にAppleが関与しようとする点などでApp Storeポリシーに強く反発するということが起きました。
それに反応する様にAppleがApp Storeからアプリ排除を警告するなど対立が激化。
さらにEUの欧州委員会がApp Storeに関連し、独占禁止法違反の疑いで調査開始の発表をしています。

そして米下院議会の独占禁止委員会委員長がアップストアの手数料30%は「法外は家賃」と発言し、それに呼応する様な形で米国以外の国でもAppleの動向を注視している様です。

技術的にプロセッサ変更によるアプリ開発者から反発が予想

さらにARM搭載のMacになるとIntelCoreからARMへプロセッサの変更になり、アプリ開発者はARM搭載Macで利用可能なアプリを開発し直さなければならなくなります。
開発者側がAppleの過去の対応からプロセッサ変更を機にApp Storeから撤退することも考えられます。
App Storeの現アプリが200万個以上あり、大きな収入源であることは間違いありません。
Appleが開発者を突き放して開発し直すのを求めるのか、開発者の為に何か対応するのかWWDCでの発表が注目されます。

アプリ開発者の為のWWDCで開発者との軋轢が顕在化するかもしれないのは何とも皮肉なものです。

史上初の今年はMacアプリで視聴

というわけで愛機MacBook Pro2018でWWDC2020をリアルタイムで視聴しようと思います。
MacApp StoreからApple Developerアプリをダウンロード。

MacApp Store
Apple Developerアプリ
Apple Developerアプリ

Apple Developperアプリはkeynoteだけでなく、開発者向けにはなりますがニュースやOS関連の新機能紹介なんかを、テキストや動画で提供されます。
WWDCは毎年恒例、新しいソフトウェア技術が発表されます。
2020はiOS14、macOS10.16など発表が予想され、個人的にはiPhone向けiOSがiPhone OSになるか楽しみです。

Source:Apple WWDC2020

Source:Bloomberg