Apple Silicon MacではBoot Campが使用できない

2020年6月27日 (更新日:2020年6月27日)

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Apple Silicon MacではBoot Campが使用できない

ARM版MacについてBoot Campが使えないという、自分的にはちょっと痛いニュースが飛び込んできました。
仕事の関係でどうしてもWindowsで作業する場面があり、Boot CampでWindows10をMacBook Proにインストールしています。
Windowsマシンを買えばいいのですが折角Macで使えるし、何よりWindows OSだけ購入すれば安く済みますし、Windowsの最速マシンはMacというのも実しやかに言われています。

Rosetta2でParallelsやVMwareが動かない

そして最新ニュースではIntel版アプリケーションをAppleSiliconで動作させるRosetta2はParallelsやVMwareといった仮想化ソフトウェアが動かないことが明らかになりました。

Rosetta2

よく考えるとそりゃそうだ何ですが、なぜMacでWindowsが走るかというと、CPUが同じ、Intel製になったためでそのオプションとしてBoot Campが生まれました。
ということはMacのCPUがARM版になったということはBoot CampでWindowsを走らせるためにはARM版Windowsが必要になってきます。

ARM版Windows OSが必要

幸いなことにARM版Windows 10が既に開発されていて希望は残っていますが、海外メディアのThe Vergeの記事によるとMicrosoftの広報が「弊社はArm版Windows 10をOEMにのみライセンスしています」とアナウンスしています。
ということは現時点ではARM版Windows OSは企業向けにライセンスされていてAppleSilicon MacでBoot Campを可能にするためには個人向けにもライセンスを拡張しなければなりません。
Microsoft側もそこら辺の判断はまだ保留の様です。
願くばMicrosoftも前向きにAppleSiliconへの対応を進めて欲しいところです。

AppleSilicon

Boot Campが使えたいとなると今考えられるのはMacBook Pro2018を継続して使うか、新しいWindowsマシンを買うかの選択に迫られそうです。
しかし、Windowsマシン買うくらいなら、Apple Silicon 16インチMacBook Pro 2021を購入してAdobeを使いまくり、様々なウェブサイトを作りまくりたいですね。

AppleSilicon

まずは年末、Apple Silicon iMac 2020

AppleのスケジュールではARMチップ搭載(A12Z)のMac miniが開発者向けに提供され、AppleチップMacのテストを行える環境を作るようです。
そして正式なApple Silicon iMac 2020が年末発売される予定です。
macOS Big Sur含めリリースが楽しみです。

Developer Transition Kit

Source:Apple

Source:The Verge