Apple Silicon 自社ARMチップはA14BionicベースA14X?

2020年11月7日 (更新日:2020年11月7日)

Apple Silicon 自社ARMチップはA14BionicベースA14X?:Apple Silicon 自社ARMチ...


Apple Silicon 自社ARMチップはA14BionicベースA14X?

11月11日Apple Eventが迫る中、Apple Siliconとして採用される自社製ARMチップの情報が入ってきました。
その名はA14X。
iPhone12で採用されているA14BionicをベースにTSMCにおいて5nmプロセス製造ラインでチップが生産されるという噂です。

複数の情報筋からA14Xのベンチマーク・テストの結果が報告されています。
A14Xのクロック周波数は1.80GHzプロセッサで、ターボブースト時は3.10GHzまで可能になっています。
これはクロック周波数が3GHzを超えるのは、iPhoneやiPadなどで使用されたApple自社製チップAシリーズ史上初めてのことだそうです。
さらにCPUコアは8コアでGPUには8GBのRAMが搭載されています。

A14Xベンチマーク・テスト結果

A14Xのシングルコアスコアは1634。A14では1583と大差ないものの。iPad Pro(2020)に搭載されたA12Zの1118と比べれば、かなり上回っています。
そしてマルチコアスコアに関しては7220を叩き出し、A14の4198やA12Zの4657を遥かに凌いでいます。

Apple Silicon


ちなみに、Intel Core-i9プロセッサを搭載した16インチMacBook Proは、シングルスコアで1096、マルチコアスコアで6869になっており、Apple SiliconであるA14X搭載Macが現時点でのMacBook Proの性能を上回っています。
性能だけ見ると正直、早く使ってみたい気持ちではあるのですが、NVIDIAに渡ったARMは理念である中立性が失われ、危惧するのはCPU開発において技術が盗まれたり、セキュリティが危ぶまれたりして今まで培われてきたARMチップ自体が採用を見直される未来が見えてきます。
今後ARMの立ち位置が個人的には注目です。

「One more thing」イベント最新の予想では、記念すべき初代Apple Silicon搭載Macは13インチMacBook Proと13インチMacBook Airが有力視されています。
個人的には記念なのでMacBook Pro、Airともプロダクトのマイナーチェンジくらいは良いかなと思いました。
ジョニー・アイブへ、早めのデザイン外注をお願いします。

source:AppleInsider