Apple Watchが日本でも心電図アプリ(ECGアプリ)提供

2021年1月24日 (更新日:2021年1月24日)

Apple Watchが日本でも心電図アプリ(ECGアプリ)提供:Apple Watchが日本でも心電図ア...


Apple Watchが日本でも心電図アプリ(ECGアプリ)提供

次期アップデートが予想されるiOS 14.4とwatchOS 7.3の組み合わせで日本でもECGアプリ・いわゆる心電図アプリが提供されるようです。
また同じくして「不規則な心拍数の通知機能(IRN機能)」いわゆる不整脈発見機も実装されます。
対応しているApple WatchはIRN機能だとseries 3以降から対応、ECGアプリはseries 4/5/6以降で利用することが出来るようになりました。
ECGに関してはすでに米国で使われていて心臓に基礎疾患がある人は毎日トラッキングして健康状態を把握するために利用されています。
特に不整脈の一種である心房細動は早い段階で治療を受けることができれば合併症である脳卒中などの危険性が下がりますが、早期に発見されることは極めて稀だということです。

ウェアラブルの強みは、ほぼ24時間身に付けている

しかし、ウェラブルであるApple Watchを身につけ普通に生活しながら日々チェックすることで早期発見につながります。
またAppleはこの機能実装に向けスタンフォード大学医学部と共同で大規模な臨床実験を行い、現在では機能の検出精度は9割を超えるということです。
以前ニュースにもなりましたがプレゼントされたApple Watchで不整脈が見つかり早期に手術することが出来て事なきを得たという話もありました。
日本でもすぐ使ってみたかったところですがECGが医療機器とみなされ、使用するためには医療機器認証が必要とされていました。

Apple Watch


そしてようやく2020年9月に医療機器として認証を受け、今回晴れて使用することが出来るようになりました。
ECGアプリ機能を細かく見ていくと心拍数と消費カロリーをオンデマンドで測定。
ユーザーはトラッキングした心電図データをiPhoneヘルスケアアプリでPDF化、それを持って医師と相談が行えます。

ECG(心電図)アプリのUIはクール

日本ではまだ使用出来ませんが、米国版で試されたレビューがありました。
Apple Watch series 4で行われている心電図機能の使用レビューでは計測中の演出が凝っていて、ハート型のアニメーションの後、心臓の鼓動が波形で表示され心電図が計測されている様子が紹介されています。

Apple Watch


かなりスタイリッシュでした。
ただ、Apple Watchでは心電図の結果を文言によってしか表示してくれないので、心電図の測定データを確認するためには母艦であるiPhoneのヘルスケアの中の心電図(ECG)をタップして心電図の詳細を確認しなければなりません。

source:9ti5Mac

via:日経XTECH