Adobe Creative Cloudが大幅大量アップデート〜Photoshop編

2020年6月20日 (更新日:2020年6月20日)

Adobe Creative Cloudが大幅大量アップデート〜Photoshop編:Adobe Creative Cloud...


Adobe Creative Cloudが大幅大量アップデート〜Photoshop編

6月16日に最新アップデートを配信スタートした、Adobe Creative CloudのPhotoshopについて見ていきます。

フォント

今までのPhotoshopはファイルを開いた時に指定されたフォントが使用しているパソコンにインストールされてなければ、「フォントが存在しない」というエラーメッセージが出てシステムフォントなどが代用されていました。
最新アップデートによって、これら使用パソコン内にフォントが存在しなければAdobe Fonts内を参照し、存在した場合は自動でダウンロードして適用する自動アクティベーションが追加されました。
これはIllustratorやInDesignでも同じ機能が追加されています。
また、マッチフォントも強化。
画像内のテキストを解析して似たフォントを提示してくれる機能が日本語の縦書きにも対応しています。
パソコン内のフォントとAdobe Fontsからもリストアップされます。
フォントを探して置き換える手間が省けますのでとても便利になりました。

被写体の選択

人物切り抜きの便利な機能の「被写体の選択」が新機能でさらに強化されています。
「被写体の選択」ボタンを押すと自動的に切り抜いてくれますが、以前は髪の毛などが綺麗に切り抜けませんでした。
今回のアップデートにより、細かい部分も詳細に抽出できる様になり、まさにワンクリックで髪の毛まで綺麗に切り抜ける様になりました。

被写体の選択
Adriano GadiniによるPixabayからの画像
被写体と選択
Adriano GadiniによるPixabayからの画像
被写体の選択
Adriano GadiniによるPixabayからの画像
被写体の選択
Adriano GadiniによるPixabayからの画像

この機能の強化はAdobe Senseiの強化でもある様です。
AI技術によって、複雑で長い手順が必要だった作業を解析し自動化することで簡単に実行するためのアシストの役割を果たす様になっています。
今まで膨大な画像や動画の作成を学習させることで、学習と機能改善を繰り返した結果がこの「被写体の選択」に結びついている様です。
Adobe Senseiによって、ここまで面倒な部分を効率化されるとは次のアップデートが既に楽しみになってきました。

Adobe Capture Photoshopエクステンション

撮った写真をベクターデータに変換できるモバイルアプリAdobe CaptureをPhotoshopデスクトップ版でも利用できる様になりました。
Photoshopのエクステンション機能から使うことができます。
「CCライブラリパネル」から「コンテンツを追加(「+」アイコン)/画像から作成」で画像をドラッグ&ドロップして「CCライブラリに保存」します。
「CCライブラリ」に保存されますのでドラッグして配置します。

Adobe Capture Photoshop
Adobe Capture Photoshop
Adobe Capture Photoshop
Capri23autoによるPixabayからの画像
Adobe Capture Photoshop
Capri23autoによるPixabayからの画像

画像からパターン、シェイプ、カラーテーマ、グラデーションを抽出してしよすることができます。

source:Adobe Creative Cloud