全貌を現したApple Silicon。その名はM1

2020年11月14日 (更新日:2020年11月14日)

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全貌を現したApple Silicon。その名はM1

今年最後のApple Event(だと思う)でとうとう発表されました、Apple Silicon。
著名リーカーの予想通りにMacBook×2。
MacBook Air 13インチとMacBook Pro 13インチの2つのMacBook。
とMac miniのおまけ付き。
Mac miniは事前にディベロッパー用にApple Silicon動作確認として提供されていましたのでそうなるでしょう。

Apple M1 チップ

まずApple Siliconの正式名称が発表されました。
その名はM1(エムワン)。
iPhone、iPadの自社製CPUはAシリーズです。
AppleなのでAというコードネームは納得できます。
てっきりMacもApple自社製CPUなのでAが頭につくコードネームになるものと思い込んでいましたが、Mシリーズに。
個人的にはエムワンは漫才の王者決めるテレビ番組で日本ではお馴染みなので、最初M1と聞いた時の印象は「ださっ」でした。
それに加えてMacだからMシリーズとは簡単すぎる。
じゃぁ、iPhoneはiシリーズでは?
となります。
名前って大事ですよね。
名前からストーリーが生まれますからストーリーを大事にして欲しかった。
CPUってパソコンの根幹だと思うのですがAppleとしては結構、軽く考えているのか?

Apple M1チップは8コアCPU、8コアGPU、16コアNeural Engine

それはさて置き、このM1の全貌が凄すぎました。
Appleがすごいのか、Intelが開発を妨害されているのか。
パソコンは元来複数のチップでCPUや入出力、セキュリティなどを構築していました。

Apple M1 チップ


そのことによる演算速度の遅延や消費電力などの問題がありました。
今回M1ではSoC(システムオンチップ)を採用することでCPUの演算処理の高速化、消費電力の大幅な軽減を実現しています。
4つの高性能コアと4つの高効率コアを組み合わせて8コアCPUを作り上げました。
謳い文句では省電力シリコンとしては世界最高速CPU。
また機械学習用エンジンのApple Neural Engineも搭載され、16コアが用意されています。
まず、CPUの速度が一世代前のものと比べて処理速度が最大2.8倍。
グラフィックス性能が最大5倍。
機械学習用に最適化され、その速度も今までの最大では11倍にジャンプアップしています。

Apple M1 チップ


さらにすごいのがバッテリーの駆動時間です。
MacBook Airでは18時間駆動になり、MacBook Proに至っては20時間駆動に激変しました。
あと細かいですがWi-Fiが6になってます。
802.11ax対応でやっと他の機種に並んだ感じです。

ただ、気になることも。答えはまだ無い

ここまで読んで、自分的には購入確率120%になっているのですが、一つだけ気になることがあります。
気になることは一つだけなので120%が100%になっただけなのですが、その気になる事がBoot Campがどうなっているかです。
私はMacBook ProでWindowsを使います。
使いたくないのですが仕事でどうしても使わなくてはなりません。
ファイルを共有するのでどうしてもWindowsでないと共有がうまくいきません。
DELL買えよって話ですがMacユーザーのステイタスとしてWindowsもMacで使いたいんです。
Boot Campがどうなるか見極めるまで待ちたいと思います。
あと一つありました。
Thunderboltのポートが2つになった事です。
ポート4つは新型M1のMacBook Pro 16インチのオプションになる予感です。

source:Apple Event