【WWDC 2020】独自CPU発表!Apple Siliconへ

2020年6月24日 (更新日:2020年6月24日)

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【WWDC 2020】独自CPU発表!Power PCからIntelCore、そしてApple Siliconへ

日本時間6月23日未明、WWDC 2020がカリフォルニア州クパティーノから史上初のオンラインで開催れました。
例年、超満員の観衆の中でライブで基調講演があり、配信もされていましたが、今年は事前に会場には人を入れず、オンラインで全世界に配信ということで楽しみにしていました。
蓋を開けてみるとライブでは無く収録済みの基調講演でした。
勝手にライブじゃないんだ…。となぜかガッカリしていましたが、事前に収録されていた為しっかり日本語訳されていて、とても理解しやすかったです。
映像も壮大に仕上げられ尚且つテンポアップされていて、一気に最後まで見ることが出来ました。
日本人としては来年もオンラインでやってほしい。

Apple Siliconプロセッサ

今回のWWDCの1番の衝撃はApple独自プロセッサの発表でした。
CEOのティムクックさんはその大きさをPowerPC、Mac OS X、Intel CPUを引き合いに出し、Apple Siliconを紹介していました。

Apple Silicon

この3つはAppleとMacにとってターニングポイントのトップ3でしたのでこの3つに匹敵する4つ目のターニングポイントになりそうです。
Apple独自CPUは最初、iPhone向けCPUとして10年前から開発がスタート。
SoC(System on a Chip)アーキテクチャが採用され、まず電力あたりのパワーがどれだけ出るかを追求し、基調講演の中でも触れられていましたがMacBookの消費電力でiMacの性能を目指して開発されてきました。
さらに描画GPUも高性能化、セキュリティ向上、ディープラーニングも内蔵しています。

Rosetta再び、Rosetta 2

昔、MacのCPUがPowerPCからIntel CPUに移行した時を、リアルタイムで経験しました。
その当時のネット記事で一番心配になったのがAdobeが使えないということでした。
するとAppleから今までのアプリケーションはAdobe含め、使えるとアナウンスがあり、Rosettaの説明がなされました。
Rosettaはユーザーが意識せず、PowerPC用とIntel CPU用を自動で判断して動作させる技術です。
今回、そのRosettaを踏襲するRosetta 2が再び採用されます。
これにより、既存のIntel CPUで作られたMacアプリケーションもApple Siliconプロセッサ上でも動作します。

Apple Silicon

WWDCのデモでは既存の3D CGソフト「maya」や、3Dゲーム「トゥームレイダー」がIntel CPU Macと同等の性能で動作する様子が紹介されました。
さらに凄いのはApple Siliconプロセッサで作られているiPhoneのアプリが特にエミュレートすることなく、そのままMacでも使えるということです。

Apple Silicon

とにかくApple SiliconプロセッサMac早く頂戴。

Source:Apple