【WWDC 2020】macOS 11 Big SurのUIはiPadOSっぽい

2020年6月25日 (更新日:2020年6月25日)

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【WWDC 2020】macOS 11 Big SurのUIはiPadOSっぽい

WWDC 2020で発表された中で私にとって、2つの衝撃がありました。
1つはApple Silicon、もう1つはmacOS Big Surです。
macOS Big Surに至るまでの流れの中で見逃してはならないのが初代iPadの発売です。
iPadが出たばかりの時はiPhoneのUIをサイズアップしただけのもので、大きくなった分見やすくなったな〜。と思いながらも間延びしているなとも感じていました。
そこでUIの改良を重ねたiPadOSが開発され、これこそiPhoneをタブレットサイズにしたら、こういうUIが必然だよね。と思わせる進化がありました。
まさにiOSとmacOSの中間がiPadOSでした。
そしてさらに、iPhoneをMacサイズで見たUIはこうなるよね。と辿り着いたのがmacOS Big Surでした。

macOS 11 Big Sur

macOS Big Surに到達するために必要だったiPad OS

スティーブ・ジョブズが満を持してタブレット・デバイスとして発表したiPad。
今思えば、iPhoneとmacOSのミッシングリンクとしてiPadをリリースしたのではとも感じてしまいます。
その当時サイズを小さくしたMacBookではなく、iPadにこだわり、Intel CPUではなく、Apple Silicon(ARM CPU)にこだわっていました。
まるでIntel CPUが伸び悩む未来を予見していたかの様なMac開発のロードマップはApple SiliconベースのMacに結実し、Mac UIを最適化するmacOS Big Surへとつながりました。

macOS 11 Big Sur

macOS Big SurのUIは完全にiOS系になりました。
アイコンのフォルム、シンボル、透明度、色、全体的なデザインから全て再構築してあり、FinderはほぼiPad化。
macOSにもiOSでお馴染みのコントロールセンターが追加され、明るさやダークモードなどが調整できる様になっています。
ウィジェット も一新され、カスタマイズ可能。

Safariが大幅刷新!

Safariが大幅に進化しました。
まず、JavaScriptのパフォーマンスが向上し、ページ表示速度がChromeと比較して50%早くなっています。
インテリジェント・トラッキング防止機能の追加など翻訳機能も搭載されています。
Safariスタートページもカスタマイズできる様になりました。
これによって自分オリジナルのSafariが作れます。
あとタブのデザインも一新され、大量タブで表示してもタブ上にカーソルを合わせるとウィンドウ内容が即確認できます。

アップデートが待ち遠しいです。

macOS Big Surに対応する機種は以下です。

2013年モデル以降のMacBook Air、MacBook Pro、Mac Pro、2014年モデル以降のiMacおよびMac mini、2015年モデル以降のMacBook(12インチモデル)、2017年モデル以降のiMac Proでインストールできます。

Source:Apple