Firefox version100 正式版リリース

2022年5月5日 (更新日:2022年5月5日)

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Firefox version100 正式版リリース

Firefoxのバージョンが100を超えGoogle Chromeに遅れ馳せながら3桁を超えました。
その大台を超えたことで様々な機能が追加されました。
ところでWebデザインをやっていると全てのブラウザでサイトの表示確認を行います。
しかしGoogle ChromeとMicrosoft Edgeで7割を占める状況ではこの2つさえ注力していればOKです。
ただ油断は禁物でGoogle ChromeとMicrosoft EdgeはレンダリングエンジンをBlinkという同じものと使っています。

Firefox version100 正式版リリース

ということは製品名は違いますが、Google Chromeがちゃんと表示すれば、ほぼ間違いなくMicrosoft Edgeも表示することになります。
確認するという意味では違うレンダリングエンジンを使っているブラウザで確認することが大事です。
ということで代表的なレンダリングエンジンであるWebkitを使っているSafariとGeckoを使っているFirefoxでの確認が必須になっています。
今回、新しく搭載されたFirefox100の機能を見ていきます。

ピクチャーインピクチャーのキャプション

Firefoxでもピクチャーインピクチャーが出来るようになっていました。
SafariとChrome、そしてFirefoxのピクチャーインピクチャーの画面サイズを比較するとSafari<Chrome<Firefoxになっていて、Safariは小さ過ぎてFirefoxは大きいなという印象でChromeが丁度いい感じです。
そしてピクチャーインピクチャーでのキャプションが、これまでは視聴するYouTube・Prime Video・Netflixの動画にキャプションや字幕がある場合、ピクチャーインピクチャーには表示されませんでした。
version100で、ピクチャーインピクチャーにキャプション/字幕が追随して表示されるようになりました。

Firefox version100 正式版リリース

使用する言語の選択

インストール後の最初の起動時に、設定された言語とOSの言語が一致しない場合、どちらの言語を優先するかユーザーが選択できるようになりました。

macOSでのHDRビデオ対応

macOS 11以降、HDR互換画面が使用されていればHDRビデオがサポート。
よりリアルなビデオコンテンツが、まずはYouTubeから提供されます。
HDRビデオのサポートを有効にするための操作は、ありませんが「バッテリー使用中にビデオストリーミングを最適化する」の設定をあらかじめ解除しておく必要があります。

ビデオオーバーレイ

Intel GPUを搭載したWindows OSではビデオオーバーレイが有効、ビデオ再生中の電力使用量が軽減されます。

スクロールバーの表示設定

スクロールバーは、デフォルトでは表示せずスペースを取らないようになっています。これをユーザーの設定により常時表示するよう切り替え可能となっています。

各改善点

Webサイトに適した配色をユーザーが選択できるように。
Firefoxのメニューなどに使用する配色を決定できるように。
Webコンテンツの外観を「設定」画面で変更できるように。
macOS 11以降ではウィンドウごとに1回だけフォントをラスタライズするようになっています。
Webデザインでは要チェックの深くネストされたdisplay: grid要素のパフォーマンスが大幅に改善。
他、9件のセキュリティ修正が含まれています。

source:Firefox